T-WEV
   
   
阿修羅
No. 805
ROAD
SPEED
MASTER
 
 
Bianchi M Alloy PRO
  • Bianchi LOGO
    • 世界最古の自転車メーカー、ビアンキ。実はイタリア最古の自動車メーカーの顔ももっていたものの、フィアットに吸収されて1992年消滅。
  • HANDLE
    • dixna
    • バーテープを巻かず、むき出しのハンドル。黒いハンドルは男の印。
  • BRAKE
    • SHIMANO ULTEGRA
    • ULTEGRAはUltimate(最後の、究極の)とIntegrate(統合する、集大成する)を合わせた造語。
  • M Alloy LOGO
    • 明るい色合い。傷がメッセンジャーっぽい
  • TYRE
    • Continental Ultra Sport
    • パンクに強いコンチネンタルウルトラスポーツ。青色系がお気に入り。
  • REAR DERAILLEUR
    • SHIMANO ULTEGRA
    • 傷だらけのディレーラー。大事に使ってるのに。
  • NUMBER-Plate805
    • 805年、最澄が天台宗を興す。
  • DERAILLEUR
    • SHIMANO ULTEGRA
  • BRAKE
    • SHIMANO ULTEGRA
  • CLANK
    • SHIMANO ULTEGRA
  • SADDLE
    • Serfas STINGER
  • WHEEL
    • SHIMANO WH-R550
  • TYRE
    • Continental Ultla Sport
  • HANDLE
    • dixna


ビアンキ。チェレステブルーは毎年、ミラノの空の色を見て決めると言われています。

それならこの年は異常気象だったのか、緑に近いビアンキのフレームにシマノのアルテグラを中心にセッティングしたバイクは、27歳のシャイボーイ、実は4人兄弟の長兄、東北が産んだクールガイ、阿修羅くんです。

それは19歳の春、若さゆえのノリ一発で新幹線に飛び乗ってしまった彼。T-servに入ったのは3年半程前。これもノリ一発で飛び込み、現在ではマスターメッセンジャーとして、最高峰の走りを披露します。

問題のビアンキを手に入れたのは、練馬にある車のパーツ屋兼リサイクルショップという、ちょっと普通じゃない出会い方。拾う神、それが阿修羅。

前に乗っていたピナレロから、シマノのアルテグラのコンポを乗せかえ、名門ビアンキは練馬区大泉学園でよみがえったのです。

走ればなんでもいいと言う彼ですが、もともと高校の自転車部でロードレースをしていたという経歴の持ち主で、メンテナンスも自分でこなせる地力を持ってます。

毎日、大泉学園から自転車通勤をして、デリバリー。自転車で家に帰れば20時。彼はデリバリーも早いが、家に帰ってからも早い。飯と風呂をさっさと済ませ、21時には眠りにつくという、小学生かお年寄り並みの早寝さんなのです。朝は7時には家を出るという規則正しい生活で、メッセンジャーの重要な課題である、体調管理は完璧です。

そんな彼の休日は、99円コンビニで買い出し。一週間分の料理をつくり貯めて冷凍保存。毎週のお楽しみ週刊誌FLASHを精読するというオリジナルな過ごし方です。

そんな彼も、お仕事では内に秘めた闘志を全開にして、熱いデリバリーを魅せてくれます。メッセンジャーの仕事を楽しみながら、今日も練馬の奥地まで帰っていく阿修羅君でした。

 
株式会社ティーサーブ