GIANTのシクロクロスフレームに短く切ったフラットバーハンドル、700Cのロードホイールを履いた、「王道」メッセンジャーバイクを駆るのは、メッセンジャーからの人望も厚いミヒロ先生です。

メッセンジャー歴8年を誇る大ベテランは、要所を押さえる渋い走りと、8年間無事故という正にメッセンジャーの先生的存在なのです。

ミヒロさんの現在のバイクはメッセンジャーになって二台目だそうで、3年前に購入。

ブルーがお気に入りかと思いきや、「青、嫌いなんだよね。」って、えぇ！！？

ミヒロさん、青のイメージ強いですけど？？聞いてみると、もともとシルバーのフレームをオーダーしたそうだが、届いてみるとキズが・・交換をお願いしたところ、何故か青いフレームが届いたそうで。「まあ、そんなに大きな問題じゃないから」って事でそのまま乗っちゃうところが男の子ですね。

そんな大雑把な性格は日々のメンテナンスにも表れていて、この日も撮影って事で急いで磨いてました。メカニック系のメンテはもっぱら後輩まかせで、パーツ類も後輩から頂戴する事が多いそう。自慢のディスクブレーキもSPDペダルも「くれるって言うから…」って事で後輩からのお下がり。

LEDライトに至っては「青く光るのが欲しい！！」って言ってると、後輩がアキバでパーツを調達・組み立ててプレゼントしてくれたそうで、「世界で一個しかないんだよ・」ってご満悦です。青色嫌いなんじゃ…「光るのはいいの。」だそうで。

サドルとグリップに茶色を使ってるのは？「細木和子が言ってた、水星人(ー)のラッキーカラー。」…ミヒロさん、カワイイとこありますね。でもゲン担ぎは重要だそうで、靴下は右足から履くのがお決まり。間違えるとやり直すんだとか。8年間無事故の訳は案外そんなとこにあるのかもしんないっすね。

適当具合がいい感じのミヒロさんですが、唯一タイヤだけは2ヶ月に一回ペースでマメに交換。しかもミシュランのPRO2レースという比較的高価な逸品をチョイス。やはりタイヤが違うと走りが全然違ってくるそうです。

ブレーキレバーは前のバイクから長年使ってるディオーレLX。手にしっくりくる形がお気に入りです。ディスクブレーキが付く前は「しっかり効いてくれる」Vブレーキを使用してたそうで。
「雨の日も普通に出来なきゃほんとのメッセンジャーじゃない。」天候に関係なく実力を発揮できるのは、タイヤとブレーキの効果が大きいという事で、しっかりとしたベテランのこだわりが見られます。

おニュウのクランク(珍しく自分で購入)は165mmにしてちょっと身体にあってないそうで逆効果だったみたいですが、相変わらず味のある走りを見せてくれるミヒロさんは、今日も後輩に囲まれて楽しそうに仕事をこなしてます。